特殊な物理キーボード Logicool SIGNATURE K 650

   ●特殊な、物理キーボード

 ここでは、以下のアプリを使用して、物理キーボードのキー割り当てを確認して、以下の説明をしている。
・Button mapper

上記のアプリでは、キーが同時押しの割り当ての場合、以下が省略される事がある。
・Shift

 [1]■Logicoolの、Bluetooth式キーボード

 以下の、Bluetooth式キーボードについて。

・Logicool
SIGNATURE K 650
同キーボードの使い方について、やや特殊な部分がある。

それを説明していこう。

 [2]■Bluetooth式として使用する場合

 以下について。
・Logicool
SIGNATURE K 650

このキーボードは、Bluetoothの動作に関して、Android端末では、以下の環境を、最低条件としている。
・Android 8.0以上

接続方法について、
通知エリアの以下のアイコンをONにする。
・Wi-fi
・Bluetooth

Bluetoothアイコンを長押しして、以下を選択する。
・+ 新しいデバイスとペア設定する

同キーボードのコネクトキーを、2秒ほど長押しして、LEDを、アピール状態にする。

以下を選択する。
・Logi K650

画面に出る、6桁の認証番号を、キーボードで入力する。

これで完了。

 [3]■無線式(レシーバー式)として使用する場合

 以下について。
・Logicool
SIGNATURE K 650

このキーボードは、Bluetooth式だけではない。

なんと、無線式(レシーバー式)に切り替える機能もある。

その場合、専用レシーバーを端末の、USBポートに接続する必要がある。

その際、以下を使用する必要がある。
・USB変換ケーブル (USB type A メス→ USB type C オス)

以下は出来れば、併せて用意した方がよいもの。
・USBハブ (USB type A メス、オス共に)
・USB延長ケーブル (USB type A メス - USB type A オス)

接続方法は、Bluetooth式と同じく、同キーボードのコネクトキーを、2秒ほど長押しして、LEDを、アピール状態にする。

この状態で何らかのキーを押す。

これで完了。

 無線式の接続となった場合、
以下のアイコンの状態に関係なく、同キーボードが動作するようになる。
・Wi-fi
・Bluetooth

但し、端末のUSBポートを使用するので、端末のバッテリーの減少が速くなる。

 同キーボードが指定する、Bluetooth用の動作環境よりも低い、Android端末であっても使用可能。


・Android 4.4.2の端末

但し、低い、Android端末で使用する場合、同キーボード用の一部のショートカットキーが、対応していない。

 [4]■ファンクションキーの前面機能と、後面機能

 通常、現在の物理キーボードには以下のファンクションキーが存在する。
・F 1〜F12

これらは、普通、そのファンクションキーの役割しか果たさない。

しかし、以下では、通常、物理キーボードにはない、Logicoolが設定した、独自機能が、ファンクションキーに割り当てられている。
・Logicool
SIGNATURE K 650

それらは以下のようなものである。

・Brightness_down 明るさダウン(-)…
   F 1

・Brightness_up 明るさアップ(-)…
   F 2

・(Meta + Tab)…
   F 3

・Recentアプリの履歴(Alt + Tab)…
   F 4

・(Meta + H)…
   F 5

・(Meta + . Period)…
   F 6

・Screenshots スクリーンショット(Shift + Meta + S)…
   F 7

・(-)…
   F 8

・Back 戻る(Meta + Backspace)…
   F 9

・ページの更新(Ctrl + R)…
   F10

・新規タブを開く(Ctrl + T)…
   F11

・現在のタブを閉じる(Ctrl + F 4)…
   F12

同キーボードの標準時では、上記のキーを押した時、
元々の、F 1などの機能ではなく、
Logicoolが設定した独自機能が、前面機能となっている。

元々の、F 1などの機能は、後面機能となっていて、
これを使用したい場合、以下のキーと、F 1を、ショートカットキー風に同時押しすると、使用が出来る。
・Fn

 [5]■ファンクションキーの前面機能と後面機能を入れ替えるショートカットキー

 以下について。
・Logicool
SIGNATURE K 650

アプリによっては、Logicoolが設定した独自機能ではなく、
元々の、F 1の反応などを、前面機能として使用したい場合もある。

・Total commander
・物理キーボードに反応するゲームアプリ

その場合は、以下のショートカットキーで、
F 1などを押した時の、前面機能と、後面機能の入れ替えが可能。

・ファンクションキーの前面機能と後面機能の切り替え…
   Fn + Escape

状況に応じて、使用するとよい。

 [6]■Insertの使い方

 以下のキーについて。
・Insert

 以下では、なぜか、上記のキーが、Logicoolが設定した独自機能になっている。
・Logicool
SIGNATURE K 650

それは以下の通り。

・IMEアプリの変更(Meta + Space)…
   Insert

但し、上記が正常に機能するのは、Android 9以下。
それより上は、以下の通り。

・キーボードレイアウトファイルの変更(Ctrl + Space)
   Insert

元々の、Insertの入力の方法も、用意されている。

それは以下の通り。

・元々のInsert…
   Fn + Insert

Insertにも、ファンクションキーのような前面機能と、後面機能が用意されている訳だが、
このキーの場合、以下の方法を行っても、入れ替えは不可能である。

・ファンクションキーの前面機能と後面機能の切り替え…
   Fn + Escape


  ●上級編

 [7]■Printscreenを代行するショートカットキー

 Androidでは、物理キーボードの使用時、以下のキーで、スクリーンショットが可能。
・Printscreen

以下では、なぜか、上記のキーがない。
・Logicool
SIGNATURE K 650

しかし、同キーボードには、以下の二通りほど、スクリーンショットの方法が別に存在する。
・画面全体をスクリーンショット
・画面の一部、もしくは全体をスクリーンショット

その方法を説明する。

 [8]■画面全体をスクリーンショットの方法

 以下について。
・Logicool
SIGNATURE K 650

Androidでは、以下を直接、同時押しすると、スクリーンショットが可能となる。

・スクリーンショット Screenshots…
   Ctrl + Meta + S

 [9]■画面内の一部、もしくは全体をスクリーンショットの方法

 以下について。
・Logicool
SIGNATURE K 650

Logicoolが設定した独自機能には、以下の割り当てが存在する。

・Screenshots スクリーンショット(Shift + Meta + S)…
   F 7

しかし、Androidでは、上記を押すだけでは何も起こらない。

私は同キーボードを使っていて、発見した事がある。

Androidでは、上記と以下のキーを同時押しすると、画面全体が、一定時間、暗い面で覆われる。
・Ctrl

しかし、これだけでは、エラー表示が出て、終了となる。

私は同キーボードを使っていて、更に発見した事がある。

上記の暗い面が出ている状態で、以下を実行すると、暗い面の中に、明るい面が出てくる。
・画面タップでドラッグ操作

最終的な枠の大きさを指定するか、時間切れになった時点の枠で、スクリーンショットが実行される。

上記の方法は、以下があると、操作がしやすい。
・物理マウス

暗い面に、ポインター用の「+」が浮かぶからである。

このような方法があるとは、誰が気付くだろうか。

 [10]■Fnキーがあるキーボードで、特定のキーの代替となる、ショートカットキー

 なぜか、以下では、物理キーボードにある筈のキーが、一部、存在しない。
・Logicool
SIGNATURE K 650

それは以下の通り。
・Menu
・Scroll_lock
・Break

しかし、上記の代替の入力方法が存在する。

それは以下の通り。

・Menu…
   Fn + Search

Scroll_lock
   Fn + デスクトップの表示・非表示(Meta + D要素)

・Break…
   Fn + B

これらは、以下のアプリで必要なものがあるので、知っておくと、便利である。
・物理キーボードが使用可能な、ゲーム用アプリ

 [11]■特殊なショートカットキー

 以下では、あまり使う事はないが、一部のIMEアプリに対応したショートカットキーがある。
・Logicool
SIGNATURE K 650

それは、以下の通り。

・Kana かな…
   Fn + Right Alt

・Eisu 英数…
   Fn + Right Ctrl

これらは既存の以下のキーとは区別される。
・Henkan 変換 かな
・Muhenkan 無変換 英数

以下の、IMEアプリについて。
・iWnn IME
・Wnn Keyboard Lab

上記のIMEアプリのいずれかが起動している状態で、英語入力モード時に以下を押すと、日本語入力モードに切り替わる。

・Kana かな…
   Fn + Right Alt

上記のIMEアプリのいずれかが起動している状態で、日本語入力モード時に以下を押すと、英語入力モードに切り替わる。

・Eisu 英数…
   Fn + Right Ctrl

上記の方法は以下のキー、もしくは、ショートカットキーの代わりになる。
・半角/全角
・Shift + Space

上記のIMEアプリ以外では、Kanaが利いても、Eisuが無効になってしまうので、注意。

  ●終わり

 [12]■使い方を理解すれば…

 Bluetooth式キーボード。

それは、Bluetoohhの使用が出来る分、
有線式キーボードよりも割り当てキーが減らされていたのかと思ったが、そうではない。

使い方を、よく理解すれば、
有線式キーボードと同等の使い方が可能である。

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